ガイドライン Guideline

インターンシッププログラムガイドライン補足

1.定義

以下に述べるインターンシップとは、所定の研修目的を実現するために実施される、海外での実務・仕事体験のことである。
インターンシップに従事する者をインターン、インターンを受け入れる企業・団体・個人を受入機関・受入先と呼ぶ。
１）で述べた「所定の研修目的」とは、インターンと受入先双方が合意した目的を指すインターンシップ・プログラムとは、インターンシップを実現するための各種サービスの総称であり、事前の英語研修等も含む。以下そうしたサービスを提供する機関を、プログラム提供機関（以下「プログラム提供機関」）と呼び、そうしたサービスに申込・参加する手続きを代行する機関をプログラム参加手続き代行機関（以下「代行機関」）と呼ぶ。

2.インターンシッププログラムの参加心得を明確に説明すること

インターンシップのメリットは、日本では習得できない技術、経験、知識、国際感覚を養う場である。
一方、基本的に無給であること、インターンシップ後は基本的に帰国することになり、帰国後の活動の場は参加者の責任において築かれるものであること。海外でインターンシップを行ったことにより、キャリアアップができる補償はないこと、ライセンス等の取得はないことを説明すること。
参加者に社会人としての自覚を持って研修に取り組むことを説明、理解させること。

3.募集について

応募者の目的、経験、スキルを確認・把握すること。

応募者の目的は様々。上記インターンシップの参加心得と離れた意図を持ち応募してくる者には、受入先が期待している正確な内容を十分に説明すること。
経験、技術、語学力等は客観的に判断すること。

4.プレースメント及び受入先との契約

受入の目的、インターンシップ内容、提供されるものされないものを明確に説明すること。

受入先については過去に問題が生じていないかを確認すること。
参加者の目的、経験、スキル等を確認するため必ず面接・インタビューを行うこと。
明確なプランの作成すること。（長期休暇の有無等を明確にすると。）
報酬がある場合、または他の補助がある場合には明確にすること。
参加者が負担すべきもの(交通費、食費等)を明確にすること。
契約の変更、またはキャンセル時の条件を明示しておくこと。
受入団体と派遣団体の取り扱う責任の範囲を明確にしておくこと。

5.プログラム中

派遣団体は、受入団体との定期的な連絡を行い、参加者が円滑にプログラムに適応できているか確認し、問題があれば必要な助言を行うこと。

注1 ：留学業務取り扱い料金＝当社が留学手続きを代行する対価として請求する手続き費用
注2 ：留学代金＝授業料･滞在費など海外の学校に支払う費用