活動報告

2009年度第13回 JAOS/FGER Meeting

2010年2月12日(金)

於 AIG研修センター(錦糸町)

恒例となった JAOS/FGER (Foreign Government Educational Representative ) ミーティングも、今回で13回目を迎えた。FGER側、JAOS側からそれぞれ、留学動向の発表があり、活発な情報交換が行われた。 今年は新たな試みとして、JAOS側より、昨年秋より実施している、留学事業者団体連合会FELCA(本部ロンドン、加盟約1000社)と、世界の国別語学学校協会の集合体であるGAELA (Global Alliance of Education and Language Associations 加盟約2000校)が連携して行なった「世界の語学留学生の動向」調査結果の第2回目のサーベイ結果を発表した。 この調査は、FELCA加盟の世界各国の留学エージェンシー、GAELA加盟の世界の語学学校が参加して行われた、世界規模での史上初のサーベイとなった。 今回の調査結果は、初の試みであることから、調査項目やサンプル数などの事情により、市場動向を詳細に反映しているとは断言でないが、世界の語学留学の動向を俯瞰できるデータとして大いにご参考になった。しかし、結論として日本から海外への状況は厳しい状況にあることが確認された。 また、2年毎に行われている発表されたばかりの文科省の「平成20年度高等学校における国際交流等の状況について」も報告されたが、前回18年度とくらべて、高校生の3ヶ月以上の留学は2割減であった。 これを受け、各国大使館側も何らかの協働作業をすることにより日本から海外への留学を活性化させていく意見が出て、具体的にはアイルランド政府商務庁よりJAOS会員のファムトリップの提案がなされた。 参加はJAOS側30団体、40名、FGER側7団体(アメリカ大使館文化広報部、同商務部、日米教育委員会、オーストラリア政府国際教育機構、アイルランド政府商務庁、ブリティッシュカウンシル、カナダ大使館)12名、オブザーバー参加1名の計53名であった。